01 — Goals
ねらい
この回を終えたときに、次のことができるようになることを目指します。
- 01代表的なXテックの領域と、それぞれが「何を置き換え、何を生み出したか」を説明できる。
- 02DXの定義と段階(デジタイゼーション → デジタライゼーション → DX)を区別して説明できる。
- 03DXを進めるうえでの技術面・組織面の課題を整理し、企業のデジタル戦略を評価する視点を持てる。
02 — Keywords
キーワード
講義で出てくる主な用語です。復習の際に、それぞれを自分の言葉で説明できるか確かめてください。
- Xテック
- FinTech
- EdTech
- HealthTech
- AgriTech
- RetailTech
- DX(デジタルトランスフォーメーション)
- デジタイゼーション/デジタライゼーション
- レガシーシステム
- 2025年の崖
- ビジネスモデル変革
- サブスクリプション
- データ駆動経営
- DX人材・内製化
03 — Flow
講義の流れ
講義資料(ノート)は Teams に掲載します。ここでは各パートの要点を示します。
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Xテックの広がり
FinTech(決済・送金・融資・資産運用)、EdTech、HealthTech、AgriTech、RetailTech、HRTech、LegalTech など。共通する要素はスマートフォン、クラウド、データ、API、AI。既存産業の「不便」がデジタルで解消される構図を見ます。
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DXとは何か
デジタル技術によってビジネスモデルや組織を変革し、競争上の優位性を確立すること。紙をデータにする「デジタイゼーション」、プロセスをデジタル化する「デジタライゼーション」、ビジネスや組織そのものを変える「DX」の3段階を区別し、従来の「IT化」との違いを考えます。
- デジタイゼーション:紙 → データ
- デジタライゼーション:プロセスのデジタル化
- DX:ビジネスモデル・組織の変革
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日本企業のDXと「2025年の崖」
経済産業省「DXレポート」(2018年)が指摘したレガシーシステムの問題、システムのブラックボックス化、IT人材の偏在。DX推進指標やデジタルガバナンス・コードといった政策の枠組み。DXが進む企業と進まない企業を分けるものは何か。
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企業のデジタル戦略を評価する
顧客体験、業務プロセス、ビジネスモデル(モノ売りからサブスクリプション・サービス化へ)、データ駆動の意思決定という4つの観点。組織・人材・企業文化の壁と、内製化・アジャイルな進め方。ある企業のデジタル戦略を「診る」ためのチェックリストをつくります。
- 顧客体験は変わったか
- 業務プロセスは変わったか
- ビジネスモデルは変わったか
- データにもとづく意思決定になっているか
04 — Think & Post
考えてみよう
この回の Teams 投稿のテーマです。授業への参加度として評価します。
Teams投稿のテーマ
Xテックは、何をデジタルに置き換え、何を新しく生み出したか?
関心のある業界の事例を、DXの段階論に当てはめて評価してみましょう。
- 関心のある業界のXテック事例(サービス・企業)を1つ選ぶ。
- 「置き換えたもの(従来の仕組み)」と「新しく生まれたもの(価値・体験・ビジネスモデル)」を整理する。
- それは「デジタイゼーション」「デジタライゼーション」「DX」のどの段階にあたるか、理由とともに書く。
大企業のDX事例でも、スタートアップのサービスでも構いません。情報源へのリンクを添えてください。
05 — Reading
読んでみよう
教科書は使用しません。参考文献は講義のなかで適宜紹介します。ここでは、関心に応じて手に取ってほしいものを挙げます(任意)。
- 経済産業省「DXレポート 〜ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開〜」(2018年)日本のDX議論の出発点となった報告書。
- 経済産業省「デジタルガバナンス・コード」経営者に求められるDXの取り組みを整理した指針。DX認定制度の基準にもなっている。
- 総務省『情報通信白書』企業のDXの進捗や課題についての国内外比較データ。
06 — Review
復習のポイント
Teams のノートを見返しながら確認
- 「IT化」と「DX」の違いを、段階論を使って説明できるか。
- 「2025年の崖」とは何を指し、なぜ問題なのか説明できるか。
- ある企業のデジタル戦略を評価するとき、どの観点を見るか3つ挙げられるか。